フォード『マイティF-350トンカ』コンセプトは、トラック販売実績で25年間ベストセラーを維持してきた『Fシリーズ』ピックアップの、次世代コンセプトである。先進のパワートレインと、斬新なデザインをデトロイトで披露した。マイティF-350トンカのデザインは、初めてトラックに乗ったとき、荒々しく快活な乗り味を刺激的に感じた、そのスピリットを表現したという。
「トンカ」とは、アメリカ原住民スー族の言葉で「偉大な」を意味する言葉であり、多くの人に知られた玩具メーカーのブランド(現在はハスブロー社の所有)だ。「楽しさ」「強さ」「信頼性」というコンセプトが、この伝統的なメーカーのおもちゃと、フォードのトラックに共通するということで、ダブルネームとなった。
またマイティF-350トンカには「HLA」=ハイドローリック・ローンチ・アシスト、油圧式発進補助装置と呼ばれる燃費改善システムが採用された。これはドライブシャフトに取り付けられた油圧モーター/ポンプを介して制動力を窒素ガス圧力に変換、その圧力を加速時に利用するというもの。