大阪府警は1日、接触事故を起こして西淀川署で事情聴取を受けていた大阪市交通局に所属するバス運転手の免許が、なんと2年10カ月も前に失効していたことが判明。この運転手を道路交通法違反(無免許運転)で検挙したことを明らかにした。
警察の調べによると、この運転手は31日午後、大阪市西淀川区内で路上に駐車していた小型トラックに接触するという事故を起こした。バスはそのまま現場を立ち去ってしまったため、警察が市交通局に問い合わせて、事故が起きた時刻に現場付近を通過したバスを調べた結果、この運転手が運転していたバスだということがわかった。
警察ではあて逃げではなく、気が付かなかった可能性が高いとして、運転手には任意での出頭を要請。同日夕方に勤務を終えて警察署に訪れた運転手から事情を聞いていた。ところが調書作成のためにこの運転手の免許証をチェックしたところ、なんと失効から2年10カ月も経っていることが明らかになり、道路交通法違反での検挙となった。
運転手は「警察官から指摘されるまで失効していることに気づかなかった」と供述しているという。