米自動車メーカー各社が発表した1月の米国新車販売台数は前年同月比5.2%減の111万台となり、マイナスになった。マイナスは米国の同時多発テロ事件以来、4カ月ぶり。
1月の販売台数がマイナスになったのは、ビッグ3が、テロ事件以降、継続してきたゼロ金利キャンペーンを1月で打ち切ったのが主因だ。需要の先食いを続けてきたのを如実に示したかっこう。
メーカー別では、GMが同12.8%減、フォード・モーターが同10.4%減、ダイムラー・クライスラーのクライスラー部門が同8.9%減だった。日本や韓国メーカーは順調だったが、ビッグ3が落ち込んだ。ビッグ3はゼロ金利ローンの再開を打ち出しているが、新車販売が息切れなのは明白だ。