7日午後、石川県志雄町で猛烈な風の勢いで駐車していたクルマ3台が吹き飛ばされるという事故が起きた。警察では竜巻に近い局地的な突風が原因とみているが、被害あった3台のうち、軽自動車1台は一時的に3メートルの高さまで浮き上がった。
局地的な竜巻が発生したとみられるのは石川県の志雄町で、7日の午後0時45分ごろ、駐車場に置いてあった3台のクルマが、突如として吹き出した猛烈な風に飛ばされるように動き始め、うち1台が一時的に3メートルの高さまで浮き上がった後、道路に落下した。この事故で被害にあったクルマ3台の窓ガラスが割れたり、車体の一部が損傷するなどした。
警察と地元気象台では「局地的な突風が吹き荒れ、一時的に竜巻のようになったことが事故の原因」とした。事故当時、石川県付近には寒冷前線を伴った低気圧が通過しており、金沢市内でも瞬間最大風速26.7メートル/秒を観測したという。