【新聞ウォッチ】いすゞ、遂にバスケ・野球部まで活動休止

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年2月8日付

●ホンダが新型軽自動車「ザッツ」発売、7色で個性演出(読売・13面)

●フォードが融合型SUV「クロストレーナー」を2004年から投入、日本勢に対抗(読売・13面)

●いすゞ野球部も休部、バスケはクラブで存続模索(読売・23面)

●ダイムラーの日本法人新社長にテンペル氏が内定(朝日・11面)

●今年度の自動車リコール、過去最多、部品共通化など要因(朝日・33面)

●ホンダ「オルティア」「S-MX」「キャパ」「Z」を生産中止(産経・8面)

●吉野浩行・ホンダ社長表明「円安行き過ぎ」(産経・8面)

●GM、フィアットが小型車部品で提携、伊に共同開発拠点(日経・9面)

●VW、中国に変速機工場建設(日経・9面)

●ダイムラー、欧州で6500人削減(日経・9面)

●2002年春闘、ベア攻防トヨタ頼み、日産、7000ア゜シエニ(日経・11面)

●スズキ「スイフト」に欠陥、リコール(日経・13面)

ひとくちコメント

いすゞ自動車が今季限りでバスケットボール部の活動を休止する方針を固めた。都市対抗でおなじみの野球部も休部となる。きのう読売の朝刊がスポーツ面で「男子バスケの名門チーム休部」と報じたのを受け、いすゞ側が正式に発表したものだが、経営再建の一環とはいえ、きょうの朝日などは「改めて企業スポーツの限界を露呈させた」などと伝えている。

いすゞは、昨年末のドイツ証券による株式売買の誤操作なども影響して株価が急落、新年に入っても低水準のままで推移しており、再建に暗雲が立ち込めている。同社の井田義則社長は新年の懇親会の席で「(株価低迷のことが)最も頭が痛い」と危機感をつのらせていたほどだった。こうした中での名門チームの休部である。

最近は実業団チームでも選手の「筋力」は「金力」の差とも言われるほど活動資金が膨らむ。背に腹はかえられぬことはわかるが、スポーツを通じて培われてきた愛社精神が失われるのは誠に残念でならない。

《福田俊之》

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