滋賀県警は12日、昨年1年間に県内で発生した全刑法犯における少年(14〜19歳)の割合が52.9%となり、全国でワースト1を記録していたことを明らかにした。
昨年1年間に滋賀県警が検挙した刑法犯罪者は2669人で、このうち少年法が適用される14歳から19歳までの検挙者は1412人となり、全刑法犯数に占める少年検挙者の割合が52.9%となり、全国で最も高い数値となった。
1412人のうち、悪質なケースとして逮捕・送検された少年は205人で、前年の146人を大きく上回った。犯罪内容についても悪化しており、これまで窃盗中心だったものが、強盗や暴行など凶悪なものが目立つようになった。暴走族や不良グループなど、多人数のグループで犯罪を行うケースが増えてきており、これによる検挙者の増加が全体の数値を押し上げたのではないかとしている。
また、少年法の適用対象にならない13歳以下の触法少年の検挙者も合わせて増加しており、昨年は207人が検挙・補導されていたという。