「おい、兄ちゃん」と声を掛けるのは警察官? それとも暴力団員?

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群馬県警は14日、無理な追跡が原因となり、自転車に乗っていた大学生の死亡事故を誘発した可能性があるとして、高崎署に所属する3人の警察官を業務上過失致死容疑で書類送検したことを明らかにした。

この事故は昨年11月18日の午後9時ごろに発生した。パトロールしていた交番勤務の私服警察官2名が無灯火状態で走る2台の自転車を発見。職務質問をしようとしたところ、この自転車に乗っていた少年は二手に別れて全速力で逃走を開始した。このため、最初に声を掛けた警察官が無線で緊急手配を要請。現場近くにいた高崎警察署刑事2課の覆面パトカーがうち1人を発見し、追跡を始めたところ、この少年が幹線道路に飛び出してクルマ2台にはねられて死亡するという事故になった。

その後の調べで、最初に職務質問しようとした警察官が、この少年らに対して「おい、兄ちゃん」と呼びかけたことから、少年が警察官を暴力団員と誤認して逃走を始めたことや、追跡したパトカーがサイレンを鳴らしていなかったことなどが次々と発覚。また、事故を目撃したはずの警察官が「見ていない」と報告し、さらに必要な救護活動も怠ったなど、警察側の不手際が目立つ形となった。

このため県警では、こうした不手際が重なったことが事故を招いた原因のひとつとして、関係者の送検を決めたという。

《石田真一》

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