『フォレスター』は先代から輸出されていたが、新型では月販目標が国内3000台、北米5000台、その他の地域2000台というように北米市場が重視され、モデル発表もそちらが先だった。北米重視はデザインにも現れている。
スバル商品企画本部デザイン部の若尾文男主管は次のように説明する。「日本でSUVというと、RVという呼び名で一過性のブームで終わってしまいました。しかし北米ではジャンルとして確立しています。というかまだ拡大中でSUVの定義、枠がゆるいのです」
だからこそSUVと他車種(フォレスターの場合ワゴン)とのクロスオーバーも登場する。「その中でSUVに必須のデザインテイストとして求められるのが“たくましさ”です。デザイナーは“ラギッド感”とか言ったりしますね」。ワゴンのスバルと言われていた頃に登場した先代はわりと平板なデザインだったが、新型はより筋肉質なデザインになったのはこういったわけだ。
「北米向けのデザインを開発して、その他の地域にも適合させた、というようなデザイン開発でした」と若尾主管は言う。
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