「日産科学賞」……量子コンピュータと体内時計リズム

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日産科学振興財団(辻義文理事長)は18日、2001年度日産科学賞2件を決定したと発表した。同時に日産学術研究助成54件(総額1億6740万円)を決定した。贈呈式は3月12日、経団連会館で行う。

日産科学賞を受賞したのは、東京大学先端科学技術研究センター教授の荒川泰彦博士(49歳)と、京都大学大学院生命科学研究科教授の西田栄介博士(48歳)の2人。

荒川博士はナノ電子工学が専門で、現在のコンピュータ原理を根本的に変えると期待されている量子コンピュータに関わる基礎研究で大きな発見があった。西田博士は生物の細胞の誕生から死までを決定づける酵素の働きを世界ではじめて解明し、老化の制御や体内時計リズムの制御など生命科学の進展に大きく貢献した。

《編集部》

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