ボルボ車から環境基準を超える電磁波検出!? 事実だったら大変だけど…

モータースポーツ/エンタメ 出版物
ボルボ車から環境基準を超える電磁波検出!? 事実だったら大変だけど…
ボルボ車から環境基準を超える電磁波検出!? 事実だったら大変だけど… 全 2 枚 拡大写真

スウェーデンの大衆紙『エクスプレッセン』(EXPRESSEN)は、14日付けの紙面でボルボの各モデルが、他メーカーのクルマより88倍も高い電磁場を作り出していると報じた。この記事に対し、ボルボ側は翌15日の紙面や自社ホームページで反論を行っている。

報道によると、ボルボ『V40』、『S60』、『V70』、『S80』、『XC90』で運転席付近の磁界を測定する実験を行ったところ、いずれのモデルでも運転席左側付近で安全基準を大幅に超える電磁波が検出されることがわかった。特にこの値が高かったのがV40で、安全基準の実に88倍もの電磁波が発せられているという。ただし、ニューモデルのXC90ではこの値が低かったことから、ボルボ社が何らかの対策を講じた可能性があるとまとめている。

強い電磁波は人間に悪影響を与えると言われており、もしこの報道が事実だとすれば、こういった基準に厳しいスウェーデン国内で大騒ぎになることは間違いない。このため、ボルボ社では翌15日付けの紙面で「測定方法に疑問が残る」として実験に疑問を投げかける反論を展開。さらに「当社のクルマはあるゆる安全基準を満たしていると考える。電磁波が人体に与える影響ははっきりしていないが、この点でも当社は注意を払っている」と主張したが、エクスプレッセン側は「言い訳に過ぎない」とバッサリ。

記事で提示された問題は重要だ。しかし、もっと重要なのはこのエクスプレッセンという新聞が大衆向け夕刊紙であり、見出し勝負をすることで有名な新聞だということ。そういえば日本にもそれとよく似た媒体があったような…。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
  2. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 「発売はいつ?」ヤマハの新型スーパースポーツ『YZF-R9』、国内導入を待ち望む声続々
  4. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
  5. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る