不幸な数万分の一の偶然……バスの後部座席をクレーンが直撃

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20日、神奈川県小田原市内の国道271号線(通称:小田原厚木道路)で、車線変更を行った大型観光バスの後方から、小型クレーン車が追突するという事故が起きた。この事故でクレー部分がバス後部を直撃し、直撃を受けた女性1人が死亡した。

神奈川県警の調べによると、事故が発生したのは20日の午後4時ごろで、現場付近で左車線から右車線へ車線変更を行おうとしていた観光バスに、後方から走ってきた小型クレーン車が追突した。クレーンの先端部分は運転席より1.5メートル前方にせり出た形となっているが、これがバスの最後部座席を直撃。右後部の座席に座っていた64歳の女性が頭蓋骨の骨折でほぼ即死状態となり、他の乗客7人とクレーン車の運転手が軽傷を負った。

現場は酒匂川にかかる橋の上で、見通しの良い直線道路。後方から走ってきたトラックが、停車していたクルマを避けようと車線変更したバスに気づくのが遅れたために発生したようだ。警察では双方の運転手から引き続き事情を聞いている。

《石田真一》

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