氷山の一角!? 警視庁が軽油引取税の大規模脱税を摘発

自動車 社会 社会

警視庁は21日、ダミー企業に転売したことを装うなどして約20億円の軽油引取税の支払いを免れていたとして、韓国籍の男ら6人を地方税法違反(軽油引取税に関わる不納付)の疑いで逮捕したことを明らかにした。軽油引取税の脱税としては最大の規模という。

軽油の不正取引は1999年ごろから目立つようになった。脱税目的のダミー企業を設立し、そこが輸入を行ってから税金納付前に計画的な倒産をさせたり、転売した取引先が倒産したために納付できないことを装うなど複数の手段がある。こういった会社が輸入した軽油が正規ルートで流通することはなく、その多くがA重油とミックスされて量が水増しされた不正軽油へと姿を変え、環境破壊の一因ともなるのだ。

今回、警視庁に摘発された業者は1999年以降、約58万リットルもの軽油を韓国から輸入し、約187億円の引取税を脱税していたとみられるが、直接の摘発容疑となったのはこのうちの6万6000リットル分でしかない。率にしてわずか数パーセントに過ぎないが、警視庁では残り分についても立件を進めていく方針。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る