通常、レースチームの記者会見というのは非常に重苦しい雰囲気の中で行われることが多い。メインとなるスポンサーは大企業が多く、経営トップの挨拶となればこれは話が長いと相場が決まっている。
ところが、今回チーム・ノバのメインスポンサーを担当することになったソフト・オン・デマンド(SOD)の高橋がなり社長は違った。AV業界では「話し出したら止まらない」ことで有名(というより“悪名高い”というレベル)なのだが、参戦理由について記者から質問された際、高橋社長が真っ先に口に出した言葉が「日本のトップカテゴリのレースのスポンサーになれたからといって、決していい気になっているわけじゃない」ということだった。
と、それで終われば普通の企業トップの挨拶と何ら変わらないのだが、そこからが本領発揮。「中小企業社長の道楽じゃありません。これが道楽ならウチの女の子(AV嬢)でなく、モデルのレースクイーンを起用してオイシイ思いを味わいます」に始まり、レースクイーンの人選について質問されると「(他チームの)レースクイーンによるイジメに勝ち抜ける性格を持ち、底冷えする11月の鈴鹿でもヘソ出しルックで歩ける強烈な忍耐力を持った娘を選んだ」と答えた。
自ら考案したという衣装については「他チームのレースクイーンの場合、一見はボディ・ラインを強調した衣装を着ていますが、所詮は真夏に分厚いストッキングを履く連中です。だからウチはその逆をいく。どこにでもいそうな制服の女の子の方が受けがいいし、ミニスカから伸びるナマ足の方が興奮度も増す。カメラ小僧からの人気は全ていただく」と自信満々。
そして普段はおとなしく話を聞いていることが多い記者たちも、この数々の名言にはただ笑うしかなく、全体的に和んだ雰囲気の中で会見は進んでいった。
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