パトカー追跡でまた事故---安全性能が高くてもシートベルトしなきゃ意味なし

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3日未明、信号無視をして三重県警・伊勢警察署のパトカーに追跡されていた54歳の男が運転する乗用車が運転を誤り、対向車線を走っていたクルマと正面衝突するという事故が起きた。この事故で信号無視をしたクルマを運転していた男が意識不明の重体となった。

事故が起きたのは3日の午前1時15分ごろで、伊勢市内の県道で信号待ちをしていたパトカーが、対向車線を赤信号のまま減速なしで通過したクルマを発見。その場でUターンして、赤色灯とサイレンを使用しながら追跡を開始した。ところが逃走したクルマが100km/h近くまで猛烈に加速したため、危険と判断して追跡を断念したところ、およそ700メートル先で他のクルマと正面衝突する事故を起こしたという。

この事故で信号無視をしたクルマを運転していた54歳の不動産業の男が全身を強く打つなどして意識不明の重体。対向車線を走っていたところを突っ込まれたクルマに乗っていた2人が胸などに全治2週間のケガを負った。信号無視をした男が運転していたのはメルセデスベンツだったというが、事故当時はシートベルトを着用していなかったと見られる。

警察では、信号無視を発見されたクルマが逃走しているうちにハンドル操作を誤り、対向車線側にはみ出したことが事故の原因としている。パトカーの追跡については「安全上の配慮は最大限行っており、問題は無かったと考える」とコメントしている。

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《石田真一》

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