パトカー追跡でまた事故---安全性能が高くてもシートベルトしなきゃ意味なし

自動車 社会 社会

3日未明、信号無視をして三重県警・伊勢警察署のパトカーに追跡されていた54歳の男が運転する乗用車が運転を誤り、対向車線を走っていたクルマと正面衝突するという事故が起きた。この事故で信号無視をしたクルマを運転していた男が意識不明の重体となった。

事故が起きたのは3日の午前1時15分ごろで、伊勢市内の県道で信号待ちをしていたパトカーが、対向車線を赤信号のまま減速なしで通過したクルマを発見。その場でUターンして、赤色灯とサイレンを使用しながら追跡を開始した。ところが逃走したクルマが100km/h近くまで猛烈に加速したため、危険と判断して追跡を断念したところ、およそ700メートル先で他のクルマと正面衝突する事故を起こしたという。

この事故で信号無視をしたクルマを運転していた54歳の不動産業の男が全身を強く打つなどして意識不明の重体。対向車線を走っていたところを突っ込まれたクルマに乗っていた2人が胸などに全治2週間のケガを負った。信号無視をした男が運転していたのはメルセデスベンツだったというが、事故当時はシートベルトを着用していなかったと見られる。

警察では、信号無視を発見されたクルマが逃走しているうちにハンドル操作を誤り、対向車線側にはみ出したことが事故の原因としている。パトカーの追跡については「安全上の配慮は最大限行っており、問題は無かったと考える」とコメントしている。

【iCOTY】始まる!! あなたがインターネットで投票するカーオブザイヤー:2002年2月22日からインターネットおよびiモードで消費者が投票するクルマの賞として「インターネット・カー・オブ・ザ・イヤー2001-2002」を開催している。あなたも自分でCOTY決定に参加できる! 2002年3月14日まで投票受付中。---

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  2. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. NISMO「L型エンジン用ヘッド」発売に「NAで300psって」「オーラニスモ買えちゃう」など驚きの声
  4. メルセデスベンツの小型SUV『GLB』次期型、プロトタイプの写真…内装は完全公開
  5. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る