将来の“スモールBMW”のための、プロポーションや面処理などデザインについての興味深い研究が『CS1』だ。BMW関係者によると、『1シリーズ』のデザイン開発コンセプトをオープンエア・4シーターにしたものだという。
つまりこれがそのまま1シリーズとなるわけではない。むしろ2004年に登場予定のVW『ゴルフ』チャレンジャーにCS1のアイデアのいくつかが活かされるらしい。BMWのデザイン部長、クリス・バングルは、1シリーズはここまで先進的ではないと語る。
バングル部長は、1シリーズはむしろコンベンショナルなクルマだという。1.8リットル4気筒エンジンをフロントに積み、後輪で駆動する。全長は3シリーズ・コンパクトよりも短く、オーバーハングは切り詰められる。いっぽうホイールベースは長く、広くて快適なキャビンをもつという。
CS1の外観は議論が分かれるかも知れないが、インテリアやエンジンベイのほうがこのショーカーのいちばんの見どころだ。新鮮で魅力的なデザイン作品といえる。