「エクステンドキャブのピックアップは危険」ショッキングな研究結果

エコカー 燃費

アメリカでは年間のベストセラー自動車が常にピックアップトラックだ。最近ではファミリー向けのエクステンドキャブ(後部座席付きのいわゆるダブルキャブ)のピックアップが特に人気となっている。子供を助手席に乗せるよりは後部座席に乗せた方が安全、と誰もが考えるからなのだが、実はエクステンドキャブの後部座席は普通乗用車の後部座席に比べると5倍も危険なのだという。

このショッキングな報告をまとめたのは、フィラデルフィアのチルドレンズホスピタル。過去に起こった7200件の事故調査を元に研究が行われた。アメリカ医学学会も、「コンパクトサイズのエクステンドキャブピックアップは子供にとって危険」と、この調査を裏付けるコメントをしている。

その理由として挙げられているのは、ピックアップトラックの内部が普通乗用車のように柔らかく内張りがされていないこと。多くのピックアップはタフさを強調するように内部も固い頑丈な作りになっている。また、ピックアップトラックの後部座席は普通乗用車に比べて衝突の際に背もたれが倒れやすく、子供が前に飛び出す危険性が高い。しかもシートベルトは腰ベルトのみ、というのが中心だ。

自動車製造者協会でも、「ピックアップは本来、子供を乗せるようには作られていない。心配ならばSUVやミニバンに乗るべきだ」とコメントしている。

【iCOTY】始まる!! あなたがインターネットで投票するカーオブザイヤー:2002年2月22日からインターネットおよびiモードで消費者が投票するクルマの賞として「インターネット・カー・オブ・ザ・イヤー2001-2002」を開催している。あなたも自分でCOTY決定に参加できる! 2002年3月14日まで投票受付中。---

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. “夏ドライブ”の快適性を上げる、便利アイテム2種5品[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る