フォードに対してリコールの動き---燃料漏れから火災

自動車 社会 行政
フォードに対してリコールの動き---燃料漏れから火災
フォードに対してリコールの動き---燃料漏れから火災 全 1 枚 拡大写真

アリソナ州検事局が、フォード車の大量リコールを求める動きを起している。問題となっているのは燃料タンクからの漏れで、火災の原因になる、という。

対象となるのはフォード『クラウン・ビクトリア』で、アメリカでは全国でパトカーとして使用されているモデルだ。アリゾナ州検事局長であるジャネット・ナポリターノ氏はすでにフォードに対し、複数年モデルのビクトリアをリコールする要請文を送付しているという。

ナポリターノ氏によると、アリゾナ州では2名の警察官が死亡しているが、これはパトカーが後部から追突され、炎上したためだという。このためアリゾナ州では独自にビクトリアの燃料タンクに改良を加え、燃料漏れを防ぐ必要に迫られている。

フォードはこれに対し、ビクトリアはアメリカの安全基準に達してるばかりか、基準値以上の成績を残しており、アリゾナ州のリコール要求は呑めない、と返答している。

NHTSA(道路交通安全局)ではこの動きを受けて、1992年から2001年モデルのクラウン・ビクトリア、リンカーン『タウンカー』、マーキュリー『グランドマルキス』に対する調査を開始する予定。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  2. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  3. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  4. 日産『エクストレイル』e-POWER が走行不能に!…土曜ニュースランキング
  5. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る