まばたきするような短いトンネルが続く区間は危険? 愛媛県警がデータ公表

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愛媛県警は11日、昨年1年間に県内の高速道路で発生した事故の件数などを公表した。全体の発生件数は512件で、前年より92件も増えているが、事故の発生状況を精密に分析した結果、ある特徴が浮き彫りになったという。

その特徴とは、事故が特定の区間に集中していることだ。512件の事故のうち、約180件(全体の35%強)が、松山自動車道のいよ西条インターチェンジ(IC)〜いよ小松IC〜川内IC間で発生しているという。この間は36.8kmしかなく、制限時速で走行した場合にはおよそ30分で通過することができる。しかし、同区間は山間部を貫く構造となっており、全長200〜300m程度の短いトンネルが連続。その数は17にもなる。平均すると2kmに一度、トンネルが出現する計算だ。

実はこの「まばたきをするように短いトンネルが連続する」ということが、運転中のストレスにつながりやすく、それが事故の原因に直結したのではないかと推測されている。通常、高速道路での事故は夜間に多いが、この区間では半数以上が昼間に発生しているとされる。夜間であればトンネルの存在を意識させないが、昼間であればトンネルの存在に気づかされることになるからだ。

また、夜間の事故は冬から春にかけて多くなる傾向が見られた。これは排出ガスで暖められたトンネル内と、外気の温度差が激しいためで、突然曇ったフロントに慌てて、側壁に衝突するケースなど数件が確認されている。

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《石田真一》

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