【春闘2002】業績は絶好調だが…。トヨタ、ベアゼロ提示を受け入れ

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2002年自動車春闘は13日、トヨタ労組が経営側のベアゼロ提示を受け入れ決着した。トヨタのベアゼロは春闘史上初めてのこと。電機・鉄鋼が要求段階からベアを見送るなかで自動車だけが突出するのは避けたいという経営側の判断が働いた。

自動車春闘は例年、トヨタが先陣を切って指定回答日前日に労使で合意していた。しかし今年は経営側が最後までベアゼロで粘ったことから、12日夕方の時点でも交渉がまとまらない異例の事態となった。このため他メーカーの交渉ももつれ、指定回答日の13日午後まで交渉がずれこんだ。

トヨタは今期過去最高益を見込んでおり、業績は絶好調だ。それにも関わらず、経営側がかたくなにベアゼロにこだわったのは、物価下落で事実上の購買力は上がっていることと、国際競争の観点からこれ以上は賃金水準を上げたくないという思惑が働いたからだ。

このため「ベースアップはないが、年間一時金は満額の過去最高額を出す」という、経営側からの提示に組合も妥協せざるを得なかったようだ。

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《編集部》

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