【春闘2002】ベアゼロ、定期昇給も10月まで見送り---渋い三菱

自動車 社会 社会

三菱自動車の2002年春闘は定期昇給(定昇)の実施を今年10月まで延期するという条件付きで決着した。経営再建に取り組む経営側はベアゼロだけでは足りないと判断し、定昇にまで踏み込む結果となった。

三菱の賃上げは2年連続のベアゼロとなった。ボーナスも4カ月の要求に対し、3.5カ月と満額を確保できなかった。組合側は今春闘で500円のベアを要求していたが、経営側はベアどころか定期昇給の見直しに言及し“賃下げ”も辞さない構えを見せていた。

賃金の定期昇給は年齢に合わせて毎年上がる年功部分とキャリアに応じて上がる資格級の部分がある。経営側は年功部分を減らしたい意向を強調していた。10月に繰り延べされるのはこの年功部分となる。

今春闘で組合としては名目上、定昇を何とか確保したことになる。だが、定昇(進級を除く)の実施時期を本来の4月1日から10月1日に延期する案を受け入れたことで、経営側の主張する定昇見直しを事実上受け入れたかっこうだ。

【iCOTY】始まる!! あなたがインターネットで投票するカーオブザイヤー:2002年2月22日からインターネットおよびiモードで消費者が投票するクルマの賞として「インターネット・カー・オブ・ザ・イヤー2001-2002」を開催している。あなたも自分でCOTY決定に参加できる! 2002年3月14日まで投票受付中。---

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. スクーターに求めるのは日常か、非日常か? “個性つよつよ”な2台、ヤマハ『NMAX155』とホンダ『ADV160』を徹底比較!
  3. 車検対応で排気効率も向上、ブリッツのエキゾーストシステム「ニュルスペック・カスタムエディション」に『ムーブ』『ステラ』が適合
  4. かつてのマーチ、日産の新型『マイクラ』が初上陸!? 日本での販売計画は…ジャパンモビリティショー2025
  5. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る