運転手の免許期限は自己申告のみでチェックなし---大阪市が関係者処分

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大阪市は12日、市交通局に所属するバスの運転手が免許を失効したまま、2年10カ月もバスを運転していた問題で、この運転手を諭旨免職処分にするとともに、この運転手が所属する営業所の所長ら、計18人に対して停職や減給などの処分を言い渡した。

これは今年1月31日、大阪市西淀川区内で路上に駐車していた小型トラックに接触するという事故を起こした市バス運転手の免許を警察で調べたところ、2年10カ月前に失効していたことが明らかになった。警察ではこの運転手を道路交通法違反(無免許運転)で検挙し、取調べを行ったが、その際には「うっかりして気がつかなかった。営業所でもチェックを求められなかった」と供述していたという。

事態を重く見た大阪市は内部監査を行い、その結果、この運転手が所属する営業所では規定されている免許証の有効期限のチェックを本人申告に任せていたことが明らかになった。このため、市ではこの営業所の所長に対しては停職1日、運転手を管理する運行担当の職員ら17人に対しては減給処分を言い渡した。また、免許を失効させたまま乗務を続けていた運転手本人に対しては諭旨免職処分を命じている。

大阪市では「市民の信頼を失う結果になった。大変申し訳ない」とコメントしている。

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《石田真一》

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