片側一車線をふさぐ大型トレーラー---放置責任を問われ、運転手送検

自動車 社会 社会

バイクに乗った男性が事故を起こし、死亡したのは路上に駐車していた大型トレーラーの運転手にも責任があるとして、神奈川県警は12日、横浜市瀬谷区に住む29歳の男を業務上過失致死の容疑で書類送検したことを明らかにした。

この事故は昨年10月25日未明、横浜市瀬谷区の市道に路上駐車していた大型トレーラーの後部にバイクが衝突。運転していた男性が路上に投げ出されて、全身を強く打つなどして死亡したというもの。

当時、警察ではバイクを運転していた男性の前方不注意として処理していたが、このトレーラーの置かれていた場所が幅員6メートル(片側3メートル)の道路上であり、全幅2.7メートルのトレーラーが停車しているために通過する車両全てが対向車線側に進入しなければ通過できなかったことや、街路灯の光が届かない場所にハザードランプなどを表示させないで止めていたこと、さらに運転手の男性が事故発生の6時間以上も前から路上にこのトレーラーを放置し、危険が生じることを承知の上で現場近くの自宅に帰って寝ていたことなどから、警察では事故の責任はバイクを運転していた男性ではなく、路上に障害物を放置したことから生じたと判断。今回の書類送検に至った。

無灯火状態で路上に駐車していた大型トラックなどに対し、後方から走ってきたクルマやバイクが衝突するという事故は後を絶たず、昨年1年間に神奈川県内だけでも15件が発生している。特に港湾部では中央分離帯の真横にトレーラーを放置するという、非常に悪質なケースも目立つ。

このため、神奈川県警では今後こういったケースについては、厳しく取り締まりをしていくことで、事故の低減化を図りたいとしている。

【iCOTY】始まる!! あなたがインターネットで投票するカーオブザイヤー:2002年2月22日からインターネットおよびiモードで消費者が投票するクルマの賞として「インターネット・カー・オブ・ザ・イヤー2001-2002」を開催している。あなたも自分でCOTY決定に参加できる! 2002年3月14日まで投票受付中。---

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  2. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. NISMO「L型エンジン用ヘッド」発売に「NAで300psって」「オーラニスモ買えちゃう」など驚きの声
  4. メルセデスベンツの小型SUV『GLB』次期型、プロトタイプの写真…内装は完全公開
  5. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る