日本一面積が広大な市といえば、福島県いわき市(総面積1231.13平方km)だが、そのいわき市を拠点にバスを運行する「常磐交通自動車」が、4月から学生を対象とした新しい定期券を発売することを12日、明らかにした。
これは『スチューデントパス』と呼ばれるもので、これまではバスを利用する区間ごとに定めていた定期券の料金のうち、片道370円以上の区間については1カ月あたり1万3000円均一で発売するというもの。昨年から「いわき駅前−小名浜」間を走る路線でテスト導入していたが、これまではJRとバスを組み合わせて使っていた乗客が、バスのみに移行するなど、集客アップが確認できるほど好評だったため、これを同社が運行する全路線に拡大する。
対象となるのは小学生以上の児童・学生で、路線バスのみ有効。従来型定期券のように「購入日から1カ月有効」とするのではなく、使用する月を指定した形で販売する。このパスで最大限の恩恵を受けられるのは、市内最長路線の「いわき駅前〜上三坂」間を利用する学生だ。従来は2万8440円だった定期券代が、スチューデントパスに切り替えることによって1万3000円となり、なんと従来の半額以下になってしまうという。
また、通常の通学用定期券についても全国初の12カ月券を用意。こちらの割引率も大きく、1カ月定期券の半年分相当の金額で1年間使えるようにしてしまった。短距離区間で利用する場合、こちらの方がお得になるケースもあることから、同社では定期券購入時に様々なケースを想定して、利用客にどちらが安くなるかを積極的にアピールするとしている。
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