先週末の米国株高を受け続伸して始まったが、その後は利益確定の売りに押されて全体相場は3日ぶりに反落。円相場が1ドル=130円台に軟化したものの、自動車株は高安まちまちとなった。
この日も日産自動車が絶好調。内外の投資家の買いを集め、昨年3月4日以来の高値を更新した。新型『マーチ』の大ヒットが材料視されており、前週末比10円高の900円ちょうどと続伸。出来高も市場第1位とボリュームアップした。
『マーチ』の初期受注実績はホンダの人気車『フィット』を上回るハイペース。この日は株価でも明暗を分け、ホンダは80円安の5500円と反落。業績自体は好調だが、上場来高値を更新して間もないだけに調整を強いられている状況だ。
日野自動車工業は、フォルクスワーゲン傘下のスウェーデン・メーカー、スカニアとの提携が伝えられたことで反発。マツダ、富士重工業もしっかり。一方、トヨタ自動車、スズキがさえない。