【新聞ウォッチ】“公害のデパート”返上にトラック4社が自主基準

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年3月19日付

●日産、クラリオン株の一部売却(読売・8面)

●政府、鉄鋼輸入制限で米国をWTO提訴(読売・9面)

●ルノー・ジャポン「ルーテシアルノースポーツ2.0」を改良発売(読売・11面)

●この人・米国の「自動車の殿堂」から最高指導者賞を受賞した張富士夫・トヨタ自動車社長(東京・3面)

●トラック排ガス自主基準、日野など4社、2003年規制値より7割低く(日経・1面)

●デンソーなど出資、リサイクル工場テキサスで稼働(日経・13面)

●トヨタ、暑さに強いラベンダー開発(日経・13面)

●ホンダ系自動車部品のショーワ、上海に生産拠点(日経・13面)

●日産株価、96年7月以来の水準、「マーチ」効果で高値(日経・20面)

ひとくちコメント

昨日、このコーナーで、「最近、日野自動車の記事が紙面を賑わせている」と書いたばかりだが、きょうは日経が1面トップで、日野などのトラックメーカー4社が、ディーゼルエンジン搭載のトラック・バスの排ガスを規制値よりも厳しい共通の自主基準を設けることで合意した、と大きく報じている。

記事によると、来年以降発売する全車に最新の燃料噴射装置などを搭載、有害物質の粒子状物質の排出量を2003年実施予定の規制値よりも7割削減するというもの。先日、朝日がスクープした「日野・スカニア提携」も世界規模で激化する環境技術の開発競争に相互に取り組むことで少しでも優位に立ちたいことにある。

日本でも2005年からは今回の自主基準でもクリアできないほどの厳しい排ガス規制に踏み切る。大気汚染、騒音問題などトラックメーカーの正念場はこれからである。

《福田俊之》

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