三菱自動車工業は20日「第4回三菱国際デザインコンペティション」の結果を発表した。同社デザイン本部長オリビエ・ブーレイ氏を審査委員長としグランプリ、準グランプリなど6つの入賞作品を選んだ。
昨年6月から11月までの間「次世代の三菱クロスカントリー車」をテーマにインターネットで作品を募集、世界中から応募があった。日本国内からは87作品、海外からは54カ国289作品の応募があり過去最高規模のコンペとなった。
グランプリに選ばれたのはアメリカ在住の石田善裕氏の作品で、インドを主要マーケットに選びインド象をモチーフとして個性的な車をデザインした。石田氏には副賞として80万円が贈られた。また準グランプリには、ボディ前後のパーツを共用化しパーツ点数を半減した明井亨訓氏の作品が選ばれた。
三菱は同コンペを通じてユーザーニーズにマッチした商品開発を行っていくとともに優秀なデザイナーの発掘にもつなげていくことにしている。