「警察官の無免許運転は社会の信用を揺るがす!!」厳しい判決

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8年間に渡り、無免許状態で警察の捜査車両などを運転していたとして、道路交通法違反と有印公文書偽造・同行使の罪に問われていた神奈川県警の元巡査長に対する判決公判が26日、横浜地裁で開かれ、裁判長は懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を言い渡した。

これは神奈川県警に勤務する37歳の巡査長(当時、事件発覚後に懲戒免職)が、1993年から8年間に渡り、捜査車両などの無免許運転を繰り返していたというもの。本来はクルマの運転免許を持っていないにも関わらず、同僚から借りた免許証を勝手にコピーし、失効した自分のバイクの免許にそれを貼り付けるなどして偽造。上司にも「クルマの免許を取りました」と報告していた。

偽造が発覚したのは昨年11月になってからで、この巡査長が勤務中にパトカーで起こした物損事故の捜査を行っていた際、免許証を持っていなかったことがわかり、最終的には懲戒免職となった。

26日の判決公判で、横浜地裁の志田洋裁判長は「常習的な犯行で、警察官に対する社会の信頼を揺るがした影響は大きい」として、懲役2年6カ月の求刑に対し、懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を言い渡した。

この事件を契機に、各都道府県警察では職員の免許の有無を改めてチェックするなどの確認を進めたが、いくつかの県で同様のケースが発覚することとなった。

《石田真一》

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