不良グループに「止まれ!」は無意味---警官がバイクにはねられ重傷

自動車 社会 社会

25日深夜、埼玉県川口市の公園で、取締り中の埼玉県警・川口署地域課の28歳巡査を、酒に酔った16歳少年が逃走しようとした際にミニバイクがはね、この巡査が右足骨折の重傷を負った。県警では現場にいた少年十数人から公務執行妨害容疑で事情を聞いている。

事件が起きたのは25日の午後10時ごろで、川口市上青木の住民から「サイクリングロード近くの公園で少年十数人がたむろして大騒ぎしている、怖いから何とかしてほしい」との通報が入った。この通報を受け、川口署の捜査員がパトカー4台で現場に急行したところ、少年たちは現場から逃げ出そうと、一斉にバイクで走り出した。

この際、28歳の巡査が1台のバイクの進路を塞ぎ、「止まりなさい」と叫びながら両腕を広げて制止したところ、少年はこれを無視。そのまま巡査をはねた。巡査は転倒しながら築堤から落下。後頭部挫創と右足の骨を折るという重傷を負った。少年はなおも逃走しようとしたが、他の警察官に取り押さえられて公務執行妨害の現行犯で逮捕されている。

少年らは地元の不良グループに属している者が大半で、この日は現場付近で酒盛りをしていたという。現場は河川敷沿いに設置されたサイクリング専用の道路で、ミニバイクなどの乗り入れは禁止されていた。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. AE86レビン・トレノ、エンジン部品を復刻生産へ…トヨタGRヘリテージパーツプロジェクト
  2. アイシンが明かす、トランスミッションの膨大な経験値とノウハウが電動化を主導する理由
  3. 『GRヤリス』の空力&冷却性能を約50万円で大幅進化!「Aero performance package」発売
  4. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
  5. 『GRスープラ』の後ろ姿が劇的に変わる! LEDテールランプ「Laser Style」が発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る