エクロート氏の三菱自動車社長兼CEO就任の内定の記者会見で、園部社長は「自分で決めたこと」と強調、エクロート副社長も「ダイムラークライスラーは決して関与していない」と述べ、ダイムラー・クライスラーのシュレンプ社長が決めたとの観測を強く否定した。
園部社長は「今3月期決算で、ブレークイーブン達成で、社員が一休みとならないような施策が必要」と年末ごろから考えて、同時に「ダイムラーグループである旗印を鮮明にする」ため、エクロート氏の社長就任を決断したと説明した。
しかし、ダイムラーのシュレンプ社長は、エクロート氏と頻繁に連絡をとりあっていたとの観測もあり、27日の取締役会にも来日して出席したことから見ても、社長交代はダイムラーの意思との見方は強い。