思惑が一致しなくて…事故、劇的な変化に乗り遅れて…事故

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岡山県警は3月29日、県内の管轄地域で昨年一年間に発生した全事故を分析し、事故の多発地点を10位までのランキングとしてまとめ、公表した。不名誉なワースト1位は、清音村の国道486号線と県道が交わる川辺橋東詰交差点で、なんと82件の事故が起きていた。

ワースト1位に輝いた(!?)川辺橋東詰交差点は、国道486号線と県道の倉敷−清音線が交わる交通の要所。倉敷市方面から北部の総社町方向へのルート、西部の真備町からJR清音駅方向に向かうルートの双方で信号待ち渋滞が生じるが、この渋滞の最中に発生する追突事故が多発。昨年は合計82件の事故が発生しているが、このうち56件までが追突事故だった。

前のクルマがそのまま進むと思い、後方から減速なしで接近したものの、渋滞で前に進むことが出来ずに止まってしまったために衝突…というケースや、いわゆる「右直」関係の事故など、前後のドライバーの思惑の不一致から生じるというケースが大半だった。

2位は昨年の高架橋完成によって、通行レーンが大幅に変わった岡山市内の津島京町交差点。国道53号線と市道が交わる地点だが、昨年7月に高架橋が完成して以後、レーンのいくつかが変更され、どちらに進めばいいのかと迷っているうちに追突するケースが多発。なんと前年の300%増という驚異的な数値となった。渋滞は解消されたものの、劇的なレーン変化にドライバーの「慣れ」がついていかず、その結果として事故件数が急増したと分析している。

《石田真一》

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