過激な沖縄の暴走族、今度はパトカー2台のフロントガラスを粉砕

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沖縄県警は1日、暴走族取締りのために出動した浦添警察署のパトカー2台が相次いで襲撃され、鉄パイプ状のものでフロントガラスを破壊されていたことを明らかにした。期待族が暴走族の襲撃をバックアップした疑いがあり、公務執行妨害容疑で捜査を続けている。

事件が起きたのは3月30日の午前3時ごろで、匿名の市民から「浦添市港川付近の国道58号線を多数の暴走族が走っている」と通報があり、浦添署地域課のパトカー2台が出動した。ところが現場には数十人の期待族の若者が騒いでいるだけで、暴走族の姿は全く確認できなかった。

現場に1台のパトカーが留まり、警官が外に出て期待族の若者たちに帰宅するよう促していたとき、前方から二人乗りのバイクが突然接近。警官がパトカーに向かって駆け寄ろうとしたところ、バイク後部にいた者がフロントガラスめがけて鉄パイプ状のものを振り下ろし、ガラスなどを破壊した上でその場から逃走した。

その数分後、今度は別の場所で待機していたもう1台のパトカーが同様の襲撃を受け、こちらもフロントガラスが鉄パイプ状のものによって一撃で破壊されている。こちらのパトカーが破壊された際には、他に数台のバイクが確認されているという。

警察では現場付近にパトカーをおびき出すため、虚偽の通報を行った可能性が高いと判断。また、現場付近で騒いでいた期待族の若者も一種の陽動作戦だったのではないかとみて、公務執行妨害などの容疑で現場から逃走した暴走族メンバーと、期待族の若者たちの行方を追っている。

沖縄では3月24日未明にも期待族が暴走族取締りを実力阻止するという事件があり、数人が逮捕されているが、警察では今回の事件はそれに影響を受けた可能性が大きいとみて、今後同様の事件が発生する可能性が高いと判断。警戒を強めている。

《石田真一》

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