マツダは3日、5月に発売する『アテンザ』でモジュール部品を大幅採用すると発表した。モジュール化により軽量化とコスト削減を進める。
アテンザで採用するモジュール部品はラジエーターを支えるフロントエンド部、フューエルタンク、ドア、コックピット、センターパネルの5カ所。従来複数の部品を組み合わせて構成していたこれらの部位を設計の工夫と樹脂材料の採用などにより一体化を図った。モジュール化によって部品点数が減ることから部品代を10−30%削減できた。また樹脂化により軽量化も進みフロントエンド部では従来にくらべ9.8kg軽くなった。
モジュール化は軽量化、コスト削減、デザイン性の向上など利点が多い。しかしセンターパネルは空調やオーディオのスイッチ類を一枚のパネルのなかに配置してあり後付けのカーオーディオを付けることができない構造となっている。純正品をつけたくないユーザーにとっては、あまりありがたくない代物だ。