国内初のPI(パブリック・インボルブメント)に基づく第三者機関として発足した環状道路有識者委員会は5日、東京外かく環状道路の計画に関する提言をまとめた。行政の対応を糾弾しつつ、今後の議論のあり方を示した内容。ただ、計画の是非まで踏み込んだ内容ではなかった。
PIは、道路整備計画に住民や自治体の意向を採り入れる制度。欧州などで制度化されており、国交省もガイドラインを作成するなどして制度化への準備を進めている。都市計画決定から30年以上も進まない外環問題についてもPIで建設を進める狙いがあったが、やはり後から委員会を作っても機能に限界がある!?