制服警察官を一時間も拉致・監禁---犯人は自動車窃盗に関係する男?

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警視庁は8日、不審なクルマに乗っていた男に職務質問をしようとした向島警察署の巡査長が、クルマに乗せられたまま周辺道路をつれまわされるなどして、一時車内に監禁されるという事件が発生していたことを明らかにした。

事件が起きたのは5日の午前2時30分ごろ。墨田区東向島の駐車場内に止めてあった不審なクルマをパトロール中の警察官(向島署地域課・45歳巡査長)が発見した。車内に寝ていた男を起こし、職務質問と車内のチェックを行ったところ、後部座席に表記が異なる複数枚のナンバープレートが隠されているのを発見した。巡査長が近くの交番に来るように求めたところ、男は「自分でクルマを運転していく」と主張。このため巡査長が助手席に乗り込み、男が自分でクルマを運転し、近くの交番まで向かった。

ところが男は交番の前で止まろうとせず、巡査長を助手席に乗せたまま逃走を開始。途中の赤信号を数回無視するなどの暴走を繰り広げた。巡査長は男に止まるように説得したが、これを全て無視したという。

結果としてこの巡査長は車内に監禁された状態となったが、1時間ほど経ったころ、渋滞に引っかかって減速した隙にクルマから飛び降りて脱出したという。クルマはそのまま逃走していった。

警察では監禁と公務執行妨害容疑で男の行方を追っているが、警察官が覚えていたというクルマのナンバーに該当車はなく、偽造したか改ざんしたとみられている。発表が3日間も遅れた背景には、警官の関わる不名誉な事件を隠したかったから?

 

《石田真一》

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