米国株安を受け安く始まったが、銀行株が上げに転じたため全体相場も反発。円相場が1ドル=130円台に上昇したが、自動車株は高安まちまちとなった。
日産自動車が、前日比12円高の898円と反発した。この日、同社初の軽自動車『MOCO』(モコ)を発表。顧客層の拡大を期待する買いが入ったが、売り物も多く900円台回復には至らなかった。OEM供給するスズキも、11円高の1520円としっかり。トヨタ自動車は40円高の3640円と反発し、ホンダも小反発した。富士重工業、いすゞも堅調。
一方、三菱自動車工業は15円安の370円と続落。8日に昨年7月以来の400円台へ急伸したが、上昇ピッチが早かっただけに利益確定の売りに押されている格好だ。マツダが続落し、日産ディーゼル工業も反落した。