走行中にドアが開いてもチャイルドシートに座っていれば……

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10日午後、神戸市東灘区の国道43号線を走っていたワゴン車の後部スライドドアが突然開き、2歳の男児が車外に投げ出されて死亡するという事故が起きた。警察では事故の詳しい状況を調べるとともに、クルマを運転していた31歳の女性を業務上過失致死の疑いで逮捕し、取調べを進めている。

警察の調べによると、事故が起きたのは10日の午後5時30分ごろで、神戸市東灘区内の国道43号線を走っていたワゴン車の後部スライドドアが突然全開になり、後部座席に座っていた2歳の男児が車外に投げ出されるようにして転落。全身を強打し、収容先の病院で2時間後に死亡した。

このクルマには、運転していた31歳の女性と、近所に住む知り合いの36歳女性、そして2人の子供が乗っていた。子供は全部で5人で、チャイルドシートなどは使用していなかったという。

警察では後部スライドドアが半ドア状態だったか、子供が遊んでいるうちにロックが外れ、何らかの力が働いてドアが開いてしまったことが事故の原因と見ている。兵庫県警はクルマの鑑定作業を進める一方、道路交通法で定められたチャイルドシートを使わなかったことが事故原因のひとつでもあるとして、運転していた主婦を業務上過失致死の疑いで逮捕し、詳しい事情を聞いている。

《石田真一》

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