【新聞ウォッチ】ホンダと三洋、ハイブリッド用電池で「トヨタ・松下連合」追撃

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年4月12日付

●マツダ、前期85億円の黒字見通し、業績を上方修正(読売・10面)

●新入社員の理想は? 一位「イチロー選手」ゴーン日産社長もベスト10入り(読売・13面)

●トヨタ、中国合弁先、第一汽車と提携交渉(東京・9面)

●ホンダ、コスト4割減の新型「太陽電池」開発(産経・8面)

●富士重工、日産ディーゼルがリコール届け出(産経・30面)

●三洋電機、ポケットサイズのETC車載器発売へ(朝日・10面)

●三菱自動車、ダイムラー、エンジン相互供給(日経・11面)

●ハイブリッド用電池開発で三洋電機・ホンダ提携(日経・1面)

●GM、安全装備はオプション、コスト削減で検討(日経・9面)

●富士重工、米国で乗用車生産2割増強(日経・13面)

●リストラは本物か、三菱自動車、ダイムラー頼み、再建急ぐ(日経・19面)

ひとくちコメント

三洋電機とホンダが提携し、電気モーターとガソリンエンジンの併用で動くハイブリッド車向けの電池の共同開発に乗り出す。きょうの日経が1面準トップ記事で報じている。携帯電話向けで高いシェアを持つ三洋の電池技術を活用し、ハイブリッド車の性能を高めるのが狙いという。

ハイブリッド車用の電池分野では、トヨタ自動車と松下電器グループの開発した電池がその市場をほぼ独占しているが、三洋は、すでに米フォードが来年発売するハイブリッド車『エスケープ』に電池を供給することが決まっている。さらに、今回のホンダとの提携をバネに2005年までにその分野での世界シェア50%、売上げで500億円を目指すと強気の構えだ。

昨日はホンダが、従来の製造コストより4割減となる新型の「太陽電池」を開発したと発表。三洋電機も、ポケットサイズのETC車載器を20日から発売すると朝日が大きく取り上げている。偶然の一致なのか、IR戦略として仕掛けたのか定かではないが、市場がどう反応するのか、興味津々である。

《福田俊之》

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