【頭文字Dの秘密に迫る】プログラマーによる上級編「秋名」攻略法とコース図

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【頭文字Dの秘密に迫る】プログラマーによる上級編「秋名」攻略法とコース図
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いよいよ上級編「秋名」の攻略だ。秋名は、いうまでもなく池谷センパイ率いるスピードスターズの本拠地で、中学の時以来、拓海が豆腐を運ぶことでドリフトテクニックを身につけたホームコースである。

登場人物は、三菱ランエボのワンメイクチーム「エンペラー」の岩城(CN9A エボIV)、エンペラー代表の須藤京一(CN9A エボIII)、レッドサンズの代表かつプロジェクトDを率いる高橋涼介(FC3S)、そして主人公の藤原拓海(AE86)の4人だ。

上級コースではいよいよコースが1本道となる。初級や中級は、操縦感覚を覚えるための練習コースの意味もあって周回コースだったが、この秋名では原作と同じく登り下り、それぞれ昼と夜の計4コースが舞台となる。

秋名の名物「ヘアピン」が多いのが特徴。コース幅も狭いので、しっかり減速してフェンスに当たらないように走るのが第一。この場合、MTとATではターンインの鋭さにかなり違いがでる。エンジンブレーキを使ってリアタイヤをロックさせる「シフトロック(拓海の得意技)」を使うこともでき、慣れるまではATでかまわないが、やはりMTのほうが速く走れるわけだ。

このコースのポイントは、まず複合のS字コーナー(コース図参照)だ。ここでは3つのコーナーが連続するが、リズムよく早めのターンインを行っていかないと、最後のコーナーで破綻してしまう。S字のセオリーどおり、最後のコーナーをもっとも速く脱出できるように考えてコーナーリングをするべきだ。走行性能を手がけたメインプログラマーの森一浩氏は、「この複合S字がうまく決まるとそのあとの速度のノリがまったく違います。先のヘアピンのブレーキングポイントがかなり手前になるほどです」という。

下りの場合では、「複合の左」「右」「左」の順番になる。この最初の複合がかなり難易度の高いコーナーとなっている。コーナリング中に減速しなければならず、荷重移動にともなうハンドリングの変化を予測しなくてはならない。スピードを落として進入すればかなりの確率でクリアできるが、その後のスピードを考えるとできるだけ減速しないでクリアしたい。ただ、フェンスにヒットすると、このゲームの特性として何倍ものペナルティを受けてしまう。

ふたつ目の「右」と最後の「左」に関しては、中間のストレートがほとんどないので、「右を完全にクリアする前にステアリングは左に切り込んでいる」ぐらいタイミングでないと、クリップにつくことができない。クリップにつけないと脱出で外のフェンスに当たってしまう。こうなってしまうと最悪。慣れないうちはしっかり減速して走ったほうが無難だ。

原作の読者であれば絶対にやってみたい技「みぞ落とし」だが、百発百中で決められるならかなりのアドバンテージとなる。しかし、再三指摘していることだが、このゲームではフェンスにヒットするとその分の加速しなくなる「ペナルティ」がプログラムされている。側溝のフタは水はけ用に外側に向かって傾斜しており、一歩間違えるとフェンスの餌食になってしまうので、安易に乗り上げればいいというものではない。

具体的なポイントなどは、この連載の後半にプログラマーによる実演ムービーつきでお届けするので、期待してほしい。

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