【新聞ウォッチ】ホンダ、バイオ関連で初の研究成果……「今後も積極的に」

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年4月18日付

●奥田碩・日経連会長、みずほグループのシステム障害で経営の責任言及(朝日・11面)

●トラックメーカー、排ガス対策加速、都条例・法改正で各社競う(朝日・12面)

●中国・民営自動車WTO加盟は好機、安値で増産攻勢(東京・9面)

●ホンダ、遺伝子で背丈を低くし倒れにくいイネの解明に成功(産経・11面)

●国交省、首都高速道料金値上げに含み(産経・11面)

●ブリヂストンサイクル、独製の軽量折り畳み自転車販売へ(毎日・8面)

●ガソリン価格、全国で上昇(毎日・11面)

●フォード1-3月期、最終赤字8億ドル(日経・9面)

●日産、世界の店舗・広告、イメージを統一(日経・11面)

●デンソー、燃料噴射システムを海外生産(日経・11面)

●オリックス、スズキなど自治体対象に「カーシェアリング」で新会社(日経・15面)

ひとくちコメント

ホンダの研究開発軍団である本田技術研究所と名古屋大学が共同研究で、イネの背丈を低くする遺伝子「sd1」のメカニズムの解明に成功したと、きょうの日経などが報じている。

18日付の英国の科学雑誌『ネイチャー』に発表したもので、イネの茎や葉の成長に必要な植物ホルモンの合成量を通常よりも低く抑える効果を持つ遺伝子を発見。イネの品種改良に応用することで、背丈が低く倒れにくいイネの育成に役立てることができ、作付け単位面積当たりの収穫量の増大が期待できるという。

ホンダの研究開発チームは本業の自動車以外にも多岐にわたる分野で研究開発に取り組んでおり、最近は二足歩行ロボット『ASIMO』(アシモ)などの開発にも成功している。「バイオ関連事業で成果を上げるのは初めてで、これを機に植物遺伝子の研究開発にも積極的に取り組む」(産経)としている。

《福田俊之》

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