交通トラブルでまた殺人事件---110番通報者が実は犯人だった?

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22日未明、千葉県船橋市の市道で2人の男性が血を流して倒れているところを警察官が発見。病院に収容したが、うち1人が出血多量で死亡した。警察官は交通トラブルを発端とするケンカの通報を受けて出動しており、この2人が被害者とみて捜査を進めている。

警察の調べによると、事件が起きたのは2日の午前3時ごろ。通行中の者を名乗る匿名の男性から千葉県警に「男4人が取っ組み合いの大ゲンカをしている。早く行かないと大変なことになるよ」と110番通報があり、近くの交番から警察官2名が現場に急行したところ、男性2人が血を流したままの状態で路上に倒れているところを発見した。このうち40歳のラーメン店経営の男性は腹などを刺された傷が原因となり、出血多量で間もなく死亡。もう1人の男性は手などを鋭利な刃物で切られており、軽傷を負った。

生存した男性の話によると、この2人がクルマで現場の道路を通りがかったところ、1台の軽自動車が道を塞ぐようにして停車していた。そのため、死亡した男性が「クルマをどけてくれ」と言いに行ったところ、中から2人の男が出てきて殴り合いになったという。この男性が駆け寄ったところ、そのうちの1人がナイフのようなものを取り出して男性を刺し、止めようとしたこの男性にも切りつけて逃走したという。

警察では交通トラブルが事件の発端として、逃げた男たちの行方を追うとともに、生存した男性が「目撃者はいなかったと思う」と証言していることから、通報者本人が事件に関与した疑いも強いとして、この男性の割り出しにも努めているとしている。

《石田真一》

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