自分の保身しか眼中に無かったバカ親たち---福井の乳児熱射病死亡事故

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福井県警は23日、前日の22日に鯖江市内のショッピングセンター駐車場で起きた熱射病が原因による乳児死亡事故について、この乳児の父親である26歳の男を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕したことを明らかにした。

この事故は22日の午後1時30分ごろ発生している。福井県鯖江市内のショッピングセンター駐車場で、クルマの中に置き去りにされた生後11カ月の乳児が熱射病によって死亡したというもので、通報を受けて駆けつけた救急隊員に対し、この乳児の両親は「ショッピングセンターでの買い物を終えてクルマに戻ってきたら乳児がぐったりしていた」と話していた。

警察の調べに対しても、両親は口を揃えて「買い物をしていた」と供述していたが、商品などを購入していたという形跡が無いことや、着衣からタバコの匂いがすることを捜査員が指摘すると、それまでの供述を一転し、「実はパチンコをしていた」と認めたという。父親はパチンコの最中に乳児を置き去りにして死亡させる事故が起きていることを認知していたが、自分の責任を問われるのが怖くなり、買い物中の事故に仕立て上げようと考えたという。

その後の調べで、両親が乳児の容態急変に気づいたのもショッピングセンター駐車場ではなく、そのすぐ近くにあるパチンコ店駐車場だったことが判明。また、119番通報をする前にコンビニに行き、ミネラルウォーターを購入し、ぐったりとしていた乳児に飲ませようとしていたこともわかった。パチンコ店の駐車場で容態急変を認知してから、通報までには実に30分以上のブランクがあり、発見直後に通報していれば助かった可能性もあった。

警察では父親を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕し、母親も供述内容次第では逮捕する方針だ。

《石田真一》

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