数が多いとボヤいてられない---首都高壁面、49地点で異常確認

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首都高速道路公団は25日、視認性向上のためにトンネル内に貼り付けたタイルの緊急点検を実施し、49カ所で異常を発見したことを明らかにした。

これは前日の24日午後に発生したトンネル壁面のタイル脱落事故の発生を受け、緊急点検の形で実行されたもの。首都高のトンネルの大半は視認性を向上させるため、黄色の陶製タイルがコンクリートの壁面に接着剤で貼り付けられているが、24日に千代田区の八重洲トンネル内で発生した事故では、このタイル180枚(縦、横ともに2.3メートル相当)が突然剥がれ落ち、クルマ6台のタイヤがパンクするなどの被害を出した。

緊急点検は24日夜から開始し、25日夕方までの段階で49カ所の異常箇所を発見。クルマの接触などで傷ついたタイルを含め、およそ4100枚の除去を行っている。これら除去箇所には新しいタイルを貼り付けていくとしている。

公団では24日の事故原因についての分析を進めているが、現場となったトンネルでは正方形に近い形でタイルが脱落していることから、タイル貼り付け工事時の施工ミスである可能性が高いと推測しているようだ。接着剤が水分の影響を受けたのか、それとも規定と違う接着剤が使用されたのかなど、施行業者の話を聞くなどして多面的な調査を行っていく方針だという。

《石田真一》

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