情報筋によると、コードネームFX=フェラーリ『F60』(予想)のサスペンションは、ダブルウィッシュボーン・サスペンションを新開発。その構造は近頃のレーシングカーに見られるもの。部品の大部分がアルミで出来ており、プッシュロッド式。フロントは縦置でリアは横置き、リアサスのユニットはギアボックスに直結されている。
ブレーキはブレンボと組んでの共同開発によるもの。当初の計画では、ポルシェ『911GT2』に採用されているものと似た、セラミック・ディスクを使用することによって、ばね下重量を軽減させ、よりシャープなステアリング反応を期待していた。ところが最近の公道試験によって耐久性の問題が判明、従来のスティール・ディスクを使用するという結論に至った。