「このパトカーでチェイスは危険」と警察がフォードを訴えた

自動車 社会 社会
「このパトカーでチェイスは危険」と警察がフォードを訴えた
「このパトカーでチェイスは危険」と警察がフォードを訴えた 全 2 枚 拡大写真

ニュージャージー州のニューブランズウィック警察が、フォードを相手取って訴訟を起こした。理由はフォードがパトカー用に開発して全米の警察に販売していた『クラウン・ビクトリア』に欠陥がある、ということ。

同警察によると、クラウン・ビクトリアは燃料もれを起こしやすく、そのためハイスピードで後部を衝突されると火災が起こる原因になる、という。カーチェイスを行う場合、非常に危険と考えられるのだ。

実はフォード製パトカーに対する不信は以前から伝えられていた。アリゾナ州警察でも同様の理由でフォードに対して不服申し立てを行っている。アリゾナ州では実際にパトカーの火災による死亡者も出ているということで、ニュージャージー州では訴訟に踏み切ったのである。

フォードはこれに対し、パトカー用に開発されたクラウンビクトリアは50万台にのぼっており、これまでのところ安全とされている、と反論。しかしNHTSA(道路交通安全局)もクラウン・ビクトリア、マーキュリー『グランド・マルキーズ』、リンカーン『タウンカー』などパトカー用車両の調査に乗り出しており、フォードはやや苦しい立場に立たされることになりそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタに生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  3. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. 背もたれに貼り付いた子どもたちの頭髪に…学術集会で議論された「ジュニアシートの適正使用」【岩貞るみこの人道車医】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る