大阪府警は16日、同府警のWebサイトに「ひったくり発生マップ」を公開したことを明らかにした。管轄各警察署ごとの被害発生状況が一覧できるようになっているという。
大阪府ではひったくり犯罪が多発しており、26年もの間、全国ワースト1位の座を譲らずという非常に不名誉な記録もある。警察が把握しているだけで昨年1年間に1万0490件も発生しており、その大半が少年による犯罪だ。
原付バイクなどで自転車の背後から接近し、追い越す際に前かごに入れられたハンドバッグなどを盗むという手口が目立つ。強奪しようとした際、相手を転倒させてケガを負わすというようなケースもある。少年犯罪はひったくりなど、軽微なものから始まるとも言われており、ここ数年の間、大阪府警では「ひったくり犯罪撲滅」をテーマにしてきた。
今回公開されたマップは、各警察署ごとの被害が一覧できるようになっており、犯罪が多発している地点もすぐにわかる。こうした地域がある場所では特に気をつけるように訴えているのだが、ある意味では犯罪多発地点の警察署に対するプレッシャーのような気も…。