警察無線の交信内容テープを販売した男が逮捕---秘密を漏らしちゃダメ

自動車 社会 社会

警視庁は23日、警察無線を傍受してカセットテープやMD、CD-Rなどに収録し、インターネット上で販売していたとして、東京都大田区に在住する30歳代の男を電波法違反(秘密漏洩)の疑いで逮捕したことを明らかにした。

警察の調べによると、この男はいわゆる無線マニアで、警察用として使われている周波数帯をキャッチできる受信機を使い、傍受した交信内容を収録したテープなどを1本2000円から5000円程度で販売していた疑いが持たれている。現在の警察無線は市販の受信機ではキャッチできないデジタル方式となっているが、男が販売したテープに収められていたのは、アナログ無線機を使用していた1980年代後半までのものだった。

一番高い価格で販売されていたテープには、過激派によるゲリラ事件の発生を受け、出動する様子が収録されるなど、非常に緊迫度が高く、それゆえマニアの間で評判になっていたという。また男も「デジタル化により二度と聞けなくなってしまった貴重なものです」と宣伝。価値をつりあげていたとされる。

こうした業務用無線の交信内容を傍受すること自体に規制は無いのだが、それを第三者に伝える行為は禁止されている。今回の検挙理由も「秘密を漏洩したこと」となっている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
  4. 「小さなハヤブサ」と「小さなYZF-R1」が宿っている…同じ250ccスポーツでも全く違う!? スズキ『GSX250R』とヤマハ『YZF-R25』を乗り比べてみた
  5. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る