橋脚が破壊される!! 首都高で過積載トラック一斉取締り

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首都高速道路公団は27日、先月下旬までに相次いで発見された橋脚亀裂の最大の原因と考えられる過積載トラックを一掃するため、午前10時から湾岸線を中心に過積載車両の一斉取締りを実施したことを明らかにした。

首都高速道路公団では先月末までに高架部分に設置された橋脚7700本のうち、特に老朽化が進んでいる2000本について一斉点検を行った。この結果、全体の28%にあたる560本あまりで亀裂が発見された。長期の荷重で橋脚自体が変形したことが亀裂の原因と考えられたが、近年増加傾向にある過積載トラックがそれに拍車をかけているのではないかという見方が強まり、今回の一斉取締りの実施が決まった。

初日となる27日は湾岸線の大井本線料金所など3カ所で行い、警視庁の捜査員と公団職員が共同で取り締まりに当たった。過積載と判断された車両については、公団職員が高速道路からの退去命令書をドライバーに手渡した後、警察官が計量データを基に道路交通法違反容疑で違反キップを交付するという流れで取締りが行われている。

公団によるとこのような警察と連携した取り締まりは昨年は36回行われているが、今年は50回程度を目標に行っていく方針。また、違反車両のナンバーを記録し、リスト化を進め、特に悪質なケースについては警察への告発も積極的に行うとしている。

《石田真一》

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