【新聞ウォッチ】岩国氏の渡り鳥人生、ホンダ、フォードの次は三菱へ

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【新聞ウォッチ】岩国氏の渡り鳥人生、ホンダ、フォードの次は三菱へ
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール

2002年5月28日付

●不正車検、職員49人関与、着色フィルム見逃し10人、関東運輸局発表 (東京・1面、関連記事・29面)

●日産、4月の国内販売8カ月ぶり増、トヨタ、三菱はマイナス(東京・7面)

●遠山文部科学相、慶大チームの電気自動車に試乗「イメージ変わった」(東京・25面)

●デフレ決算企業は消耗、自動車コスト削減正念場に (朝日・9面)

●国土地理院のデータ利用、誤差数センチの高精度のカーナビ秋にも実用化(朝日・34面)

●奥田体制船出、「日本経済団体連合会」きょう発足(毎日・9面)

●3省副大臣提言「燃料電池車レースで普及を」(毎日・9面)

●日本道路公団、高速道路ガソリン2円値上げ(産経・8面)

●千葉県知事が方針、飲酒事故は「クビ」(産経・30面)

●警視庁、首都高で過積載抜き打ち調査、違反車5台に退去命令 (産経・31面)

●日本車 アジア生産200万台、トヨタ5割増など北米依存を緩和 (日経・1面)

●トヨタなどポーランド進出企業、課税免除廃止でも直接補償望めず、EUが反対(日経・9面)

●三菱自動車、フォード・ジャパンの岩国会長をスカウト、(日経・13面)

●ブリヂストン、世界最速320キロでタイヤ試験(日経・13面)

ひとくちコメント

東京陸運支局に端を発した「車検不正問題」で、関東陸運局は、49人の職員が不正車検に関与していたことなどの調査結果を公表した。

先週22日付の東京夕刊がスクープ報道したことで明るみに出たものだが、きょうの東京は1面のほかにも「業者やりたい放題“パス”、傷害事件にも発展」という大きなタイトルで社会面でもトップ扱い。しかも解説記事付きである。東京を除く各紙が社会面の片隅で地味に取り上げているのとは好対照。

それはともかく、各社の3月決算が出そろい、6月末の株主総会を前に役員人事の動きも気に掛かるところだが、日経によると、三菱自動車がフォード・ジャパンの岩国穎二会長をスカウトし、国内営業担当取締役に起用すると報じている。

岩国氏といえば、古巣のホンダ時代は「販売の達人」と呼ばれ、その手腕を買われてフォード入りした。三菱は相次ぐ不祥事の余波で有能な人材が不足しており、豊富な営業経験を持つ岩国氏を国内営業担当取締役に起用し、不振の国内販売を強化する狙いという。

ただ、エクロート次期社長の経営手法は細部にわたりトップダウンで指示するタイプとみられており、三菱でも不得手と言われる英語力が問われることになりそうだ。

《福田俊之》

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