シーズンも中盤に入り、フェラーリ絶対有利が揺るぎない今シーズンの注目先は、早くも来季のラインアップに以降してきた。移籍市場の鍵を握るのがマクラーレンとウィリアムズ。いずれも優劣つけがたい3人の候補から2人を選択するという難しい決断に迫られている。
まずマクラーレンだが、ミカ・ハッキネンに代えられると見られていたデイビッド・クルサードは、モナコでの会心の勝利で首脳陣の信頼を一気に取り戻し、ハッキネンの復帰は不透明な状態になった。
一方のウィリアムズ。貸し出し中のジェンソン・バトンのルノーとの契約は今シーズンいっぱいで終了。今シーズン、ルノーは急激な台頭ぶりを見せているだけに、現在のラルフ・シューマッハとフアン・モントーヤというラインアップを維持すべきか、バトンを呼び戻すべきか、フランク・ウィリアムズ代表は相当頭を悩ませているという。