【ワールドカップ】観戦客の関係する交通事故、北海道で相次ぐ

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北海道で2日、ワールドカップの観戦客が絡む交通事故が相次いで発生した。観戦客が加害者となったケース、逆に被害者となったケースがあり、警察ではクルマで観戦に訪れる道内の人を対象に「無理なスケジュールは組まないで」と呼びかけている。

観戦客が加害者となった事故は2日早朝、白糠町内の国道38号線で起きた。国道を走っていた軽自動車が後ろから来た乗用車に追突され、弾みで横転して電柱などに衝突した。この事故で軽自動車に乗っていた2人が脳挫傷などで即死。後部座席の1人が軽いケガを負っている。追突した乗用車の運転をしていた21歳のドライバーは、1日夜のドイツ—サウジアラビア戦を観戦後、札幌から自宅のある釧路市内に戻る途中で、同乗していた父親と交代で運転してきたが、事故当時は居眠り運転状態だったらしい。釧路署はドライバーを業務上過失致死・致傷容疑で逮捕している。

これとは逆に観戦客が被害者となる事故は2日深夜に発生した。札幌市中央区内の国道230号線で、路上を歩いていた24歳の女性が、歩道に向かって突っ込んできたRV車にはねられ、全身を強く打つなどして収容先の病院で死亡している。女性は3日のイタリア−エクアドル戦を観戦するため、この日の午後に札幌入りし、食事の後に友人と一緒にホテルに戻る途中で事故に巻き込まれた。

札幌中央署はRV車の運転をしていた23歳の男を業務上過失傷害で逮捕し、後に罪状を過失致死に切り替えている。警察の調べに対してこの男は「路上に飛び出してきた犬を避けようとしてコントロールを失った」と供述しているという。

《石田真一》

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